お肌のあらゆる問題は、正しい保湿ケアで改善します。お肌の保湿はエイジングケアの基本ですが、そのメカニズムや、潤ったお肌のために必要な要素をしっかり理解している方は意外に少ないことも事実です。
肌の乾燥は、ストレスや生活習慣の乱れなども起因しているので、肌トラブルを防ぐには化粧水での保湿が欠かせません。
肌が乾燥するのは、何らかの原因で「肌が水分を保つ働き」が低下しているからです。
乾燥を防ぐには、肌をきちんと潤し、保護してくれる保湿スキンケアアイテムを選んで使うことが大切です。
肌に保湿が必要な理由
1.肌のバリア機能の維持
肌表面には、外部からの異物の侵入や刺激から身体を守る役割があります。
これが肌の「バリア機能」です。
このバリア機能は皮脂膜と角質層の水分を保持する働きによって成り立っているので、肌の潤いが不足するとバリア機能の低下につながります。
このため皮脂膜と角質層の水分を保持する必要があります。
2.ターンオーバーの周期を保つ
ターンオーバーとは細胞の生まれ変わり、つまり新陳代謝のことです。
ターンオーバーの周期は長くても短くてもトラブルを引き起こす原因となります。
ターンオーバーを正常化させるためには保湿は欠かせないのです。
正しい保湿方法とは
1.化粧水で肌に水分補給する
洗顔を済ませた後、化粧水で500円玉くらいの量をコットンに含ませてパッティングしていきます。
下から上になで上げるようなイメージで行なうのがポイントです。
手でパッティングする方法もありますが、どちらかというとコットンの方がオススメです。
コットンでパッティングをすれば、鼻や目の周辺などの細部にまで化粧水をしっかりとつけることができます。
導入美容液があれば、肌をやわらかくして、浸透力を高める効果があるので化粧水の前につければより効果があります。
2.美容成分を含む美容液をつける
美容成分がたっぷりと含まれている美容液を化粧水後につけます。
肌の内部に水分を保つために効果的な化粧品に使われている成分としては、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」などの成分です。
特に、エラスチンの場合は、皮膚の表面の角質層にも存在する成分で、肌の内部で保持できる水分量を増やしてくれるのでオススメです。
3.最後に乳液やクリームで蓋をする
スキンケアで最も重要なのが、水分と美容成分をお肌に浸透させたら乳液やクリームでしっかりと蓋をして逃さないことです。
寒い時期には汗をかきにくいので乳液やクリームをつけることに抵抗感がない人は多いですが、暑い時期は汗をかくので、これを省略する人がいます。肌にとってはNG行為なので注意しましょう。
せっかく潤い成分を肌に浸透してあげても、最後に蓋の役割を果たす乳液やクリームをつけないことには、無駄となり肌トラブルを生み出す結果となります。
保湿をする時の注意点
1.使用量を守る
肌の乾燥を防ぐために化粧水をたっぷりつけたり、クリームをべったり塗ることのないように注意しましょう。
化粧水は保湿成分に対して水分の割合が多いので、つけすぎると角質層がふやけて傷つきやすくなってしまいます。
また、クリームをべったりつけるのも肌によくありません。
クリームは油分が多いので、皮脂の分泌が多い額や鼻は控えめにします。
クリームは目元や口元など皮脂の分泌が少ないところや、乾燥が気になる部分につけるようにしましょう。
化粧水やクリームが共に説明書にある使用量を守って使うようにしましょう。
2.使用する化粧水などは開封後早めに使い切る
顔に塗る化粧水やクリームは開封後3ヶ月以内に使い切るようにします。
市販の化粧水やクリームには防腐剤が含まれていますが、それでもやはり開封から3ヶ月も経つと雑菌が増えたり、成分に変化が出て来たりする恐れがあります。
3ヶ月以上経ったものは顔の保湿には使わず、体の保湿に使うことをオススメします。
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