
「そら豆は鮮度が命」といわれます。目安は収穫してから3日以内、スーパーで購入したら、できればその日のうちに食べたい野菜です。4~6月が旬のそら豆は茹でて食べるのが一番です。
濃い味がおいしいそら豆ですが、旬の期間が短いこともあって、意外と茹で時間や茹で方があいまいで難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。時期によって食べ方を変えるとさらにおいしくいただけます。栄養価やおいしく食べる調理法を紹介します。
そら豆の選び方
そら豆はさやから出された状態で販売されることもありますが、豆類は一般的に鮮度が落ちやすく、空気にふれると風味も落ちやすいので、できるだけさや付きのものを選ぶのがオススメです。
そら豆は別名「一寸豆」ともいいます。一寸(3㎝)ほどの大きさの豆になるので、さやの中がしっかり詰まって、豆の形が外からでもしっかり見えるものを選びます。
そら豆の茹で方
そら豆はとっても味が濃くて、実もほっこりしています。そら豆といえば、やはり塩茹でが基本です。
1.さやからそら豆を取り出す
固いさやから、そら豆を取り出します。そら豆1個の大きさは大体3㎝くらいで、それより小さい場合には茹で時間を短くするなどで工夫します。
2.切り込みを入れる
そら豆はさやから出したら、茹でる前に豆ひとつずつに切り込みを入れるとよいです。黒い部分の反対側に浅く切り込みを入れるのですが、そうすることでゆでる時には塩がまわりやすくなり、食べる時にも実をつるんと出しやすくなります。
切り込みは浅めに長さ1.5〜2㎝ほどで十分です。
沸騰したお湯に塩・酒ともに茹でる
お湯を沸騰させ、そこに塩・酒を加えた後、そら豆を茹でます。中火で2分半から3分程度が目安です。ひとつ食べてみてゆで上がっていたらざる上げします。酒を加えることによって、そら豆の青臭さがなくなり、よりおいしくなります。
おしりに切り込みを入れているので、指で間単に押し出せるようになっています。
1.分量
- 水 : 1リットル
- お酒 : 100ml
- 塩 : 大さじ2
- そら豆 : さや付きで400〜500g
2.茹で時間について
そら豆の茹で時間は「中火2分半~3分」を基本にすると覚えやすいです。
- 少しかため → 2分くらい
- ほどよい → 2分半
- やわらかめ → 3分くらい
茹ですぎるとそら豆の食感がなくなるので注意が必要です。
3.ざるにあげて冷ます
茹で終わったそら豆は、ざるにあげます。すぐに流水をさっとかけ、粗熱を取ります。
そら豆の保存方法
鮮度が早く落ちるそら豆は、すぐに食べない場合、冷凍保存をするのがオススメです。
1.冷凍保存
さや付きのまま保存する場合は、より新鮮に風味を残すために、ジップロックなどの密封できる袋に入れて冷凍保存しましょう。さやから出してしまった場合は、塩ゆでして水気を拭き取り、密封できる袋に入れて冷凍保存します。
どちらも密封できる袋にいれたら、できるだけ空気を抜くのがポイントです。さや付き、さやから出した場合にかかわらず、冷凍した場合の保存期間は1か月程度です。
2.冷蔵保存
冷凍の場合と同様に密封できる袋に入れて保存をします。ただし、保存期間は2〜3日程度です。早めに食べるようにしてください。また、一度茹でて余ってしまった場合も必ず冷蔵庫で保存しましょう。
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