「自由」とは自分の意のままであることや、他人からの束縛・強制がないことを意味します。
誰もが、「自由に生きたい」と考えていることでしょう。
しかし、自由に生きると言うことの形は、人それぞれに異なります。
「自由に生きる」という定義が、共通に存在するわけではありません。
つまり、自由に生きるためにも、自分の中で何を大事に働きたいのかを明確にすることが大切です。
普段生活している中でいいなと思った働き方や生き方をしている人に出会う、または「こんな生き方をしてみたいな」とイメージしたことはありませんか。
そのような時に「自分がどのような部分になぜ良いと思ったのか」という点を考えてみると、自分が生きる上で何を大事にしているかつかみやすくなるかもしれません。
自由に生きるには
1.お金を貯える
自由に生きるために「お金を貯める」ことが必要になります。
自由に生きるためのベースになります。
自由に生きたいと考えても、お金を持っていなければ、その「自由」はかなり制限されたものになります。
お金は万能ではなく、お金で買えないものはたくさんあります。
しかし、自由に生きるために人生の選択肢を多くするためには、実現できるだけの資金が必要になります。
2.人間関係を整理する
人付き合いが、気がつくと楽になっていることがあります。
楽になる要因としては以下の要因があります。
- 付き合う人の数が減ると、物理的に楽になる
- 気が合う人との交流が増えると、精神的に楽になる
- 相手に何かを求めなくなると、関係的に楽になる
これらのことは、「お互いさま」を理解した境地なのです。
これが少しずつできるようになれば、日常生活が変わります。
付き合う人が減ることで、大切に思う人だけが残るようになります。
無理に減らす必要はありませんが、何かをきっかけにして自然に減ることもあります。
あるいは時間的、距離的な要因で付き合う人が減ることもあります。
友人は作るものではなく、自然にできていくものです。
反対に減るのも自然な成り行きであり、自然減はむしろストレスを解放してくれます。
友人関係は不変なものではありません。
お互いを取り巻く環境の変化などで、それまでの友人であり得た条件が変わり、疎遠になることもまた自然なことなのです。
気の合う人との交流を密にすると、共有力が高まります。
そして、他者に求めなくなると、自分にも求められなくなります。
意識が変わり始めると、必ず付き合いの中身が変わります。
それを繰り返すと、次第に自分と近しい人に出会うことになります。
すると、誰かを追いかける必要もなくなり、理想的な付き合いができるようになるのです。
3.自分がしたいことをする
環境が苦しかったり、つまらないのであれば、今すぐ環境を変える準備を始めましょう。
もし環境を変えることができたなら、そのときには既に自分らしく生きることができるようになっています。
毎日生き生きと笑顔で過ごせるようになっています。
たとえば、今、仕事で辛い思いをしているとしましょう。
理由は人間関係とやりがいの無さです。
毎日のように上司に嫌味を言われ、なんとかがんばって仕上げた仕事も褒められることもなくやりがいを感じられない。
そのような日々がこれから先20年・30年・40年続くと考えてみましょう。
一方で自分の好きな仕事をして楽しく過ごしている人もいます。
もちろん、いくら好きな仕事とはいえ、ときには苦しいこともあります。
しかし、大きく違うのは好きなことなら、やりがいを感じられるところです。
どんどん挑戦してどんどん成長することができます。
人生の中で仕事に費やす時間は膨大です。
その時間を「苦しい時間」として費やすのか「楽しい時間」として費やすのかはとても大切なことです。
4.周りに振り回されない
よく周りの言葉に振り回され、自分自身を見失ったり、他人の言葉などに惑わされたり、流されたり、自分の意見がない人がいます。
それでも自由と言える人物と、いや、本当は自由じゃないと言う人物の2つに別れるものですが、後者の意見が多いはずです。
本当の自由とは、他人の意見に流されずに、自分の意見を持って自由に生きている人だということができます。
協調性も大切ですが、他人に合わせてばかりの人生は心が疲れます。
本当の自由人はそのようなことを一切考えません。
合わせなければならない場面ではキチンと合わせて、合わせる必要がない場面では無理に合わせない。
自分は自分、他人は他人と、割り切れる人は本当に芯がありますし、自由だなと感じるものでしょう。
実際の世の中にはそのような人はかなりの少数派です。
他人の言葉に流され、他人の目を気にして生きている世の中でどっしりと自由に構えてる人は素晴らしいです。
自由に生きる方法
1.ポジティブな思考を大事にする
人間は本来、誰でも自由に生きたいと思っているものですし、そのためにはある程度の努力も惜しまないものです。
しかし、現実にはほとんどの人たちが途中で自由に生きることをあきらめ、自ら不自由な人生を選択しています。
もし失敗したらどうしようとか、こんな結果になってはたまらないなど、ネガティブな思考が自身を支配し、気がつけばとても自由には生きられなくなってしまっています。
少し乱暴な考え方ですが、「なるようになる」といった思考を持ててこそ、初めて自由に生きられる権利を手にできるといえるでしょう。
2.決して常識にとらわれすぎない
「こうあるべき」という固定観念。しがらみに縛られる生き方を息苦しく感じます。
だから、他人にも同じ我慢を押し付けることや他人の自由な振る舞いを許せないでいるのです。
自分は見えない檻の中で窮屈な思いで暮らしています。
平気な顔で飛び出していく人を羨ましく感じているだけです。
自分の気持ちに素直になって、不自由で窮屈な生き方をやめればよいでしょう。
当たり前だと思っていることも当たり前なんかじゃない。
「こうでなければいけない」という考えも、もしかしたら、ただの思い込みでしかないかもしれません。
本当は決まりなんてないのに自分から不自由な生き方を選んでいます。
壁のないところに自分自身で壁をつくり出しているのです。
ですから、何が正しくて何が間違っているのかを、あくまで自分の思考の中で決定する必要があります。
3.周りの人からの評価を気にしないようにする
自由に生きている人と、そうでない人の最も大きな違いはどこにあるのでしょうか。
それは、「周りの人からの評価をどこまで気にしているのか」という点になります。
自由に生きられない人というのは、常に周りの人からの評価が気になって仕方がないものです。
たとえ、どんな生き方をしようと、その人生は紛れもなく自分のものなのですから、いちいち周りの人に評価してもらう必要などありません。
あくまで自己基準によって、自分自身を評価するようにしましょう。
自由に生きるとはどういうことか
自由というのはその人の価値観や、意識で目指すべき方法がガラリと変わってしまうことがわかります。
そして、各個人の自由を目指したのに、「これは自由ではなかった」と苦しむことも決して少なくありません。
自由な生き方を求めるのはとても素晴らしいことですが、自由という言葉の表面的な部分だけを見るのではなく、自分にとっての自由をしっかりと噛み砕いて、理解することが最も必要なことではないでしょうか。
その過程にはいくつかの失敗があるはずですが、その先にあなたが求めている本当の自由な生き方が待っているはずです。
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