カーペットの掃除の極意|やっかいなシミでも重曹や洗剤で対処できる!

生活全般
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年間通してカーペットを敷いているご家庭が多いのではないでしょうか。

毎日使っているカーペットには、知らず知らずのうちに汚れが溜まっていくものです。

年中敷きっぱなしのカーペットですから、清潔に保ちたいと思っていると思います。

しかし、カーペットの掃除でキレイにしたくても、どのように掃除すればよいかわからないという声も聞こえてきそうです。

カーペットの掃除のポイントは?

カーペットは汚れがたまりやすい場所で、寝転がれば汗がうつり、髪の毛や衣類の埃などがからんでしまいます。

食べ物や飲み物をこぼせば、もっとひどい汚れになります。

表面が綺麗に見えても、カーペットの奥には見えにくいゴミが詰まっています。

汚れたまま放置しておくとダニやカビが発生する原因になります。

きちんとした掃除方法で奥の汚れまでかき出すことが何よりも大切です。

効果的な掃除機のかけ方

毛足の奥まで入り込んだゴミを取るには、粘着シートよりも掃除機がオススメです。

効果的な方法は、毛の流れに逆らうように引きながら掃除機をかけることです。

フローリングのように押して引いてと往復させずに、カーペットの上から下、下から上、左から右、右から左と、全方向に引きながらかけると効果的です。

ゴミを充分に取り除くためには、ゆっくりと時間をかけて吸い取るようにしましょう。

ブラシなどで毛並みを逆立たせて、ゴミを浮き上がらせてから吸い取るとより効果的です。

重曹を使ったカーペットの掃除方法

汗や皮脂を吸い込み、イヤな臭いを発するようであれば、重曹を使ったカーペットの掃除が効果的です。

1.重曹水を作る

掃除用の霧吹き容器に水を入れて、重曹を小さじ一杯入れれば重曹水の出来上がりです。

後は良く振ってかき混ぜましょう。

2.カーペットにスプレーする

カーペット全体にスプレーをしていきます。

重曹が薄く全体に行きわたるようにしましょう。

量が少なくても大丈夫です。

3.ゴム手袋やドライシートで擦る

重曹をカーペットにまくと重曹が汚れを取り込みます。

ゴム手袋やドライシートでカーペットを擦るとキレイに汚れを取ることができます。

洗剤を使ったカーペットの掃除方法

汚れがひどい場合には洗剤を使った方法がオススメです。

バケツにリビング用洗剤を入れたら水で薄め、雑巾をひたします。

固く絞ったあと小さな円を描くようにカーペットを拭いていきます。

なお、洗剤の成分がカーペットについていると再度汚れが付着しやすくなりますので、洗剤を使ってカーペットを掃除した場合はしっかり水拭きと空拭きをして、洗剤の成分を取り除くことを心がけてください。

シミの種類別対処法

カーペットには落ちにくいシミもあります。

衣類のシミと同じように、時間が経過するとシミが落ちにくくなってしまいますから、できるだけ早く対処するようにしましょう。

1.醤油やソース、コーヒー、紅茶、ジュース

乾いたタオルで吸い取って、染みが広がらないようにしてから、ぬるま湯に溶かした中性洗剤を布に浸して、叩くように拭きます。

2.ケチャップやマヨネーズ

乾いたタオルで拭き取って、小麦粉を振りかけて乾かした後、掃除機で吸い取ります。

最後に、オキシドールを布に浸して、叩くように拭きます。

3.緑茶

水拭きした後、アルコールを布に浸して、叩くように拭きます。

4.牛乳やヨーグルト

ぬるま湯を使って繰り返して拭き、歯ブラシでブラッシングした後、掃除機をかけます。

5.ビールなどのお酒

乾いたタオルで吸い取って、染みが広がらないようにします。

塩を振りかけて、ブラシでブラッシングした後、水で拭きます。

6.バターやチョコレート

ヘラなどを使って汚れを落とした後、ベンジンを使って拭きます。

ベンジンは引火性の強い薬品です。

火気にはくれぐれも注意しましょう。

7.卵

ヘラなどを使って汚れを落とした後、氷水に浸した布で軽く擦りながら拭き取ります。

8.カレー

ぬるま湯に浸した布でカレーをつまむようにして拭いて、ぬるま湯に溶かした中性洗剤を布に浸して拭き取ります。

9.クレヨン

ぬるま湯に溶かした中性洗剤を布に浸して拭き取ります。

10.口紅

ベンジンを浸した布でつまむように拭き取るか、ぬるま湯に溶かした中性洗剤を布に浸して拭きます。

ベンジンの取り扱いには注意してください。

11.血液

大根おろしの絞り汁で叩くように拭いたり、オキシドールを浸した布で叩くように拭きます。

12.インク

水又は酢水を浸した布で、繰り返し叩くように拭きます。

13.灯油

乾いたタオルで拭き取って小麦粉を振りかけて、乾いたら掃除機で吸い取ります。

カーペットのダニを死滅させる

適度な温度と湿度が保たれたカーペットは、ダニの温床です。

ダニはアレルギーやじんましん、気管支炎の原因にもなるので、しっかり退治しましょう。

ダニの駆除に最も有効なのは、熱を与えることです。

50℃ほどで、ほとんどのダニは死滅するといわれています。

ダニを死滅させるには、スチームアイロンを使用するとよいでしょう。

温度を一番高い設定にすると、噴射されるスチームは100℃前後になります。

カーペットが焦げたり、変質するのを防ぐために、カーペットから数センチ離した状態でカーペット全体にスチームをかけます。

熱を浸透させるため、ゆっくりと時間をかけるようにします。

カーペット全体にスチームをかけた後は掃除機をかけたダニを吸い取りましょう。

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