正月飾りはいつからいつまで飾ればよいか?|使い回しや処分のしかたは?

生活全般

12月は師走と呼ばれるように何かと忙しい月です。

クリスマスが終われば、今度は新年を迎える準備で多くの人が自宅の玄関先やドアなどに正月飾りをしているのを毎年よく見かけます。

玄関や家の中に門松、しめ縄、鏡餅等の「正月飾り」を飾り付けますが飾る時期はいつからいつまでなのかと悩むことがあります。

師走の慌しい中では、ついつい年初めの用意は後回しになりがち、お正月は歳神様やご先祖様が我が家にやってくる、とても大切なイベントです。

日本人であるならば、昔から続くお正月飾りの準備も抜かりなく行いたいものです。

お正月飾りの種類や由来

お正月飾りと呼ばれる代表的なものに門松、しめ縄、鏡餅があります。

1.門松の由来

門松は歳神様が家を探す時の目印となるものです。

歳神様とは豊作や幸せをもたらす神様であり、ちゃんと来年も一年幸せに過ごせるように歳神様を招くために門松を置いているのです。

古くから樹木には神様が宿るものだと考えられていて、「祀(まつ)る=松」という意味や神様を「待つ」という意味を受け取れる事から、門松には松を飾るようになったようです。

2.しめ縄の由来

しめ縄は神域と現世を隔てる境界・結界としての役割を帯びています。

しめ縄で囲まれた場所や物は神域であり、神様の宿る場所や物であることを意味しています。

しめ縄が張られた岩は神様の宿る岩という意味を表現していて、その岩が神様そのものです。

しめ縄は、悪さばかりをする弟に怒った天照大神が、岩屋へ閉じこもってしまった事が発端とされる神話が元になっています。

3.鏡餅の由来

昔から鏡には神様が宿ると言われ、神事には欠かす事の出来ない道具として大切に使われて来ました。

鏡餅は神仏にささげるものとも、神様と人間をつなぐものとも云われています。

鏡と言うと現代の薄い物を思い浮かべますが、太古の時代の鏡というのは青銅で出来ており、鏡餅のように厚く丸い形をしていました。

お餅の形の丸さが昔の鏡に似ているところから「鏡餅」と名づけられたと云われています。

これらの事から、お正月にやってきた神様の居場所として、鏡の代わりに姿形がよく似た鏡餅を用いるようになったと言われているのです。

また、鏡餅にはこの他に「己を鑑みる」から、鑑餅=鏡餅となった説もあります。

正月飾りはいつからいつまで飾るのか?

正月飾りの飾り始めの時期は、「正月事始め」の12月13日から飾っていましたが、クリスマスのイベントがあるので、この時期を避ける意味でクリスマス後の26日から飾る人が多いです。

神様を向かい入れるための神聖な飾り物ですので、大掃除後に飾り付けるようにしましょう。

ちなみに29日は「二重に苦しむ」という語呂合わせで不吉とされ、31日も「一夜飾り」で神様に失礼なので避けた方がよいとされています。

正月飾りを外す時期は地域によって異なりますが、一般的には歳神様が滞在しているといわれる1月7日の松の内までになります。

門松などの飾り物は1月7日にはずし、鏡餅については1月11日の鏡開きの日にお汁粉などにして食します。

歳神様にお供えしてその力が宿った鏡餅を食べることで、ご利益を得て、無病息災を願います。

お正月飾りの処分のしかた

歳神様をお迎えして、役目の終わった正月飾りは、多くの人が神社に処分を委ねます。

神社に持参された正月飾りは、一般的にどんど焼きという方法で処分されます。

どんど焼きとは、正月飾りとして使ったものを一斉に集めて火にくべる行事です。

毎年1月15日の小正月に行われています。

どんど焼きは地域の行事として行われる場合もあれば、神社にて神事として行っている場合もあります。

どんど焼きは火の神の力によって天界へ歳神様をお還しするという意味があります。

なるべく神社に持って行って処分するとよいでしょう。

なお、どんど焼きの日に神社で処分できないなどで、自宅で処分する場合は以下のようにお清めして処分するとよいでしょう。

【お清めの方法】

1.新聞紙など大きめの紙を準備します。

2.その上にお清めする正月飾りを置きます。

3.お清めの塩をお正月飾りに塩を振りかけます。

4.左→右→中央の順番で3回塩を振りかけます。

塩を振りかけたお正月飾りを新聞紙でくるんで処分します。

注意点としては正月飾りをくるんだ新聞紙を燃えるごみとして処分しますが、一般のごみも一緒に入れないように袋は分けて処分します。

お正月飾りは使い回ししてもよいか

昔からお正月飾りは松の内が明けたら、神社などでどんど焼きでお炊き上げをする人が多いと思います。

翌年のお正月に前年と同じ飾り物でお出迎えするのは神様に対して失礼なので新調するという考えに基づいた行動です。

お正月に飾り物をするのは神様をお出迎えするためではありますが、2週間くらいしか使ってないお正月飾りをその都度処分するんでしょうか。

一般的にはお正月飾りはどんど焼きやその他の方法で処分してしまえば終わりですが、お正月飾りはちょっと高いのを買ったから、1度使って処分するのはもったいない、来年も使ってはいけないのと考える人も多いです。

縁起ものでもありますが、実際のところ毎年新調する人もいれば、毎年使いまわしている人もいます。

歳神様が通る場所に飾るものですから、神様のために新調して出迎えるという意味合いがあり、その辺を重視するなら、毎年買い替えるという考えもあり、一方で特に気にならなければ使い回すという考えもあります。

どちらもこれが正しいということはなく、最終的には個人的な考え方でどちらを優先するかによります。

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