熱燗の温度による違いは?|家でも簡単に熱燗を作る方法とは?

生活全般

あたたかい日本酒がおいしい季節。冬の晩酌といえば、やはり熱燗です。

燗酒は体が温まるだけでなく、料理の味を引き立て、食事を一層豊かにしてくれます。

この時期に熱燗を好んで飲む人は多くいます。

冷酒よりも胃腸にやさしく、酔いが回りやすいので飲み過ぎを防ぎます。

種類によっても飲み頃の温度は異なりますが、基本的には純米酒は約40℃のぬる燗、本醸造酒や普通酒は45℃前後の上燗がおすすめです。

ポイントさえおさえれば、自宅でも手軽に熱燗を楽しめます。

熱燗とは?

燗酒とは日本酒を温めて飲む飲み方のことです。

日本酒は温度を変えると香りと味わいが変化します。

温めると香りが開き、味わいもまろやかになる。アミノ酸が関係しており、燗酒に適しているのは純米酒で、その中でも芳醇タイプといわれています。

作り方の違いで熱燗が劇的においしくなる

1.用意するもの

  • 徳利 (又はお燗専用の容器)
  • 日本酒
  • お鍋
  • ラップ

2.徳利に注ぐのは九分目まで

お燗を作る際、まず徳利やお燗専用の容器に日本酒を注ぎます。

その際、注ぎ入れる分量は九分目までにします。

注ぎすぎると、吹きこぼれる可能性や熱の伝わり方にムラが出て温かいところとそうでないところで味が変わります。

3.徳利や容器の口はラップで塞ぐ

「美味しい」お燗を作る際のポイントとして重要になるのが、口を塞ぐことです。

日本酒は注いだ瞬間から香りが立ち始め、その濃厚かつ繊細な香りは空気に触れると分散し、薄くなります。

お燗の際も同様で、口を塞がないと温められて香りが外に逃げますので、必ず香りが外に逃げないように口を塞ぎます。

4.鍋のお湯は徳利の半分程度にする

お鍋にお湯を張る際には、徳利や温める容器が半分浸かる分量で調節します。

お湯が多すぎたり、少なすぎたりした場合、熱の伝わり方にムラがでたり、お燗に時間がかかりすぎたりするので、分量には気を付けるようにします。

5.お湯は熱くして時間は短くする

お燗を作るときのお湯の温度は沸騰するまで温めます。

十分沸騰したら火を止め、ここで初めて徳利を入れます。

2分から3分程度の時間で上燗(45℃前後)となりますので、日向燗(30℃前後)や人肌燗(35℃前後)を作る際には、お湯に付ける時間を短く、熱燗(50℃前後)、とびきり燗(55℃度前後)を作る際には時間を長くすることで作り分けをします。

お燗を作る際のポイントは「お湯は熱く、時間は短く」です。

人肌燗だからぬるま湯で温めると10分以上の時間が掛かり、時間をかけるほど風味が変わるので、気をつけましょう。

電子レンジで熱燗を作る

電子レンジで作る方法もあります。

急にお酒の温度が上がるので、味や風味が落ちるのでその点は割り切ってください。

1.用意するもの

  • 徳利
  • 日本酒
  • ラップ
  • 電子レンジ

2.作り方の手順

お酒を徳利に入れて口をラップで包みます。

次に電子レンジに入れて温めるのですが、使用している電子レンジのW数によって温める時間が異なります。

お酒1合(180ml)の場合、約40秒(※500W電子レンジ使用時)加熱すると、人肌燗程度に温まります。

レンジで温めると、徳利の上部と下部で温度差が出ますので、20秒ほど温めてから一度取り出し、徳利を振って中の温度を均一にします。

再度レンジに入れ、自分好みの温度になるまで調整しながら温めるのがオススメです。

取り出すときは口が熱くなっているので注意してください。

燗の温度について

日本酒は性質や温度帯によって香りや味わいが変化して、さまざまな楽しみかたがあります。

ちなみに熱くなるほど辛口になっていくようです。

燗の温度による違い

燗の温度による違い
燗の名称 温度 日本酒の変化
日向燗(ひなたかん) 30℃ 温度の高さを感じないくらい ほんのり香りが引き立つ
人肌燗(ひとはだかん) 35℃ さわると温かく感じる 味にふくらみがある米や麹の良い香りがする
ぬる燗 40℃ 熱くはない程度 香りがよく出る
上燗(じょうかん) 45℃ 注いだときに湯気が出る程度 引き締まった香りを感じる
熱燗(あつかん) 50℃ 徳利から湯気が生じるさわると熱く感じる キレの良い辛口 香りがシャープになる
飛びきり燗(とびきりかん) 55℃ 徳利を持つと熱いくらい シャープな香りで、より辛口になる

(参考元)菊水:おいしい燗酒の作り方

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