4月になると入学シーズンを迎えますが、入学祝いはもらいましたか。
入学となると必要なものを取り揃えないとなりません。
そのような事情を察知して、両親や親戚、他にも知人・友人から入学祝いを頂く機会もあるかと思います。
一般的にはお祝いをいただくとお返ししますが、入学祝いに関しては必要ないという人と お返しは必要という人に考えが別れるようです。
実際のところ、どのようになっているのでしょうか。
入学祝いのお返しは必要?それともいらない?
入学祝いは、学用品などいろいろと物入りな時期に子どものために使ってもらうという意味のお祝いです。
子どもにあげたものであり、子どもから金品のお返しはできないのでお返しは要らないというのが本来の形でした。
しかし、最近では自分の家の祝い事を分かち合う意味で、入学「内祝い」として、お返しを兼ねて贈り物をすることが多くなっているようです。
ただ、金品でのお返しをしなくても、マナー違反とはなりません。
普段から親しいお付き合いをしているなら、お礼の言葉を伝えるだけでも良いでしょう。
子どもへのお祝いなので、お祝いをいただいたことを子どもに説明して、子どもからお礼を言わせるのこともしつけとしても良いことです。
入学祝いのお返しする場合の金額の相場は?
地域の習慣としてお返しをする場合や、身内以外の人からのお祝いで何かお返しをしたいという場合もあります。
基本的には贈られた物の3割から5割程度が相場です。
「内祝」として渡すことが多いです。
「内祝」の表書きで子どもの名前を書きます。
水引は白赤の蝶結びのものを使用します。
のしの表書きは上が「内祝」下が子どもの名前です。
一緒にお礼状も渡すとよいでしょう。
どのような形でお返しするか
基本的にお返しは不要なので、お返しはしていない場合がほとんどです。
それでも場合によってはお返しをすることもあります。
たとえば、祖父母や身内から机やランドセルのように高額なお祝いをもらった場合、以下のようなお返しするとよいでしょう。
- ランドセルを背負った写真、机に向かっている写真などを、お礼とともに送る
- 半額程度の品物やカタログギフトを内祝いとして送る
- 旅行や食事に誘う など
また、お返しの品としては以下のようなものがよいでしょう。
- カタログギフト(好みがわからない場合)
- お菓子(誰にでも喜ばれる)
- 金券・ギフト券
- お子さんの写真(成長が伝わる) など
さらに知人からお祝い金、金券・ギフト券、学習道具などをもらった場合は、お中元でお返しをしたり、子どもからのお礼状、お菓子や洗剤などの日用品を送ったり、知人に子どもがいる場合はその子どもへの贈り物をしたりするとよいでしょう。
お返しする時期
お返しの意味も込めて内祝いを送る場合、入学式などが終わってから遅くても1か月以内を目安に送るようにしましょう。
お祝いを頂いたときは、すぐにお礼状を書くなり、電話でお礼の連絡をしますが、「内祝」を送る場合は、すぐに送りません。
「内祝」はお祝いが済んでから送るのがよいとされ、「○月○日に無事に入学式を迎えました」の言葉とともに入学式の写真を添えると喜ばれます。
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