ヘッドホンやイヤホンを使用していると、片耳しか聞こえなくなるということがあるでしょう。
そのときはどうしますか。
両方のイヤホンから聞こえなければ思い残すこともなく買い替えしますが、片方だけ音が聞こえない場合なんとか自分で解消したくなるものです。
修理に出したり、買い替える前に、本当に故障かどうか確かめる必要があります。
まだ、使えそうなのにすぐに故障と決めつけて買い替えるのはもったいないことです。
特に値段の高かったものや、愛着のあるものに関しては、まずは以下に紹介する対処法で直すことができるか確認してみるとよいでしょう。
イヤホンやヘッドホンが片耳しか聞こえなくなる原因と対処法
1.イヤホンやヘッドホンの酸化
イヤホンやヘッドホンは、本体に接続するプラグの部分は金属であり、長期間の使用で次第に空気中の酸素と結合して、酸化していきます。
そのため、プラグの接続部分に薄い酸化膜ができて、本体との接続がうまくいかなくなることがあります。
このことによって、音が小さくなったり、片方しか聞こえなかったりすることがあります。
このような現象が発生したら、プラグ部分をハンカチやティッシュなどで拭いたり、本体に差しているときに回転させたりすることで、酸化膜を落とすとよいでしょう。
2.プラグの根元部分の断線
長期間の使用でイヤホンやヘッドホンのプラグの根本部分が断線しやすくなります。
しかし、軽い断線であれば少し接続が悪くなる程度であり、片方が聞こえにくくなくなる現象が発生します。
その場合には、プラグの根元部分を少し触って曲げたり押し込んだりしてみます。
きちんと聞こえるようになったら、その状態でプラグの根本部分を固定するとうまく接続している状態になるはずです。
しかし、これは一時的な回避です。
軽い断線となっているので、イヤホンやヘッドホンは寿命近くになっているので、近々の買い替えをオススメします。
3.イヤホン・ヘッドホン・本体の音量設定に問題がある
イヤホン・ヘッドホン・本体の何れかの音量設定に問題があって片方しか聞こえなくなるということもあります。
特にパソコンなどは左右の音量を調節でき、一方の音量が「0」あるいは極端に小さくなっていることがあります。
音量設定ができる機器について、再度、音量設定の確認をするとよいでしょう。
4.直らない場合は修理か買い替えをする
以上のすべての方法をやっても直らないという場合は、故障と判断するべきです。
値段が高いものや、愛着がわいているものであれば修理することをオススメします。
故障を機に新しいものが欲しいという場合には、買い替えをしましょう。
ワイヤレスのBluetoothのイヤホンやヘッドホンがオススメです。
イヤホンやヘッドホンが聞こえなくなるのを防ぐ方法
上記のような不具合を起こさないための方法はシンプルで「乱暴に扱わない」ことです。
イヤホンなどを傷めるポイントは以下の通りです。
1)携帯電話にコードをグルグル巻きにして接続する
2)接続部を摘まむことなく、コードを引っ張って抜く
3)雨の日もお風呂でも使用する
コードが長くて邪魔であるため、携帯電話にグルグル巻きにして接続する人がいますが、この場合、接続部とコードが引っ張り合って、すぐに劣化します。
手に巻き付けるようにコードで輪を作り、最後はクリップなどで留めておくと嵩張ることなく便利です。
コードを抜くときは接続部をつまんで抜くのがよいのですが、コードを引っ張って抜くと、接続部とコードが傷みやすくなります。
防水でなければ、水気は厳禁です。
当然の結果として壊れます。
出来るだけ雨の日やお風呂の中では使用しないようにしましょう。
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