ほくろは悪性か?|ほくろが皮膚がんになる可能性はあるのか?

生活全般

多くの人にほくろがあります。

もしかしたら、そのほくろは無害なものではなく、癌かもしれません。

ほくろと皮膚にできるがんは、混同してしまいがちです。

皮膚がんをほくろと勘違いし、発見が遅れることもあります。

ただ、皮膚がんである場合には、特徴的な症状がみられることがあります。

ほくろが皮膚がんになる可能性やほくろとがんの見分け方について見ていきます。

ほくろは「良性腫瘍」・がんは「悪性腫瘍」

子どものときにはほとんどみられなかったのに、いつのまにか増えていくほくろの発生メカニズムはどのようなものなのでしょうか。

ほくろは、メラニン色素が多く集まった部分と理解するのがよいでしょう。

メラニン色素には、紫外線を吸収する働きがあり、皮膚に均等に分布することで体内の細胞が紫外線にさらされるのを防ぐことができるのです。

紫外線は人にとって有害となる電磁波で、健康な皮膚細胞が必要以上に浴び続けることでがんになるリスクがあります。

ほくろは、医学的には「良性腫瘍」に位置づけられます。

「腫瘍」ですが、体に害を及ぼさないことから良性なのです。

その対照とのなるのが「悪性腫瘍」で、がんはその最たるものになります。

ほくろとがんは腫瘍としてのつながりがあり、皮膚がんは見た目がほくろによく似ていることから、ほくろだろうと見過ごして、手遅れになってしまうケースがあることを知っておきましょう。

ほくろが皮膚がんになる可能性は?

良性腫瘍のほくろが悪性腫瘍の皮膚がんに変わる可能性はほとんどありません。

ただ、ほくろだと思っていたら、実は皮膚がんだったというケースがあるので注意してください。

ちなみに悪性黒色腫と新たに診断される人数は、1年間に100万人あたり約10~20人です。

年齢別にみた罹患(りかん)率は、男女とも60歳代から高齢になるにつれて高くなります。罹患率の男女差は大きくありません。

若い人の場合には、茶色のものが急激に変化する事がなければ、それはほくろである可能性が高いでしょう。

ほくろと皮膚がんの見分け方

1.表面の感じ

皮膚がんの場合、ほくろに見える部分の色が多彩な色調だったり、凹凸があって、出っ張っている部分の色が濃くなり、濃い黒に見える場合があります。真ん中が陥没して出血しているような場合も要注意です。

一般的に、ほくろは均一なかたさをしていますが、皮膚がんの場合はその一部または全体がかたくなってくることがあります。

2.形について

ほくろはほぼ左右対称でまん丸ではないけれど、少し楕円気味なのが一般的な形です。

それに対して皮膚がんはいびつな形をしています。皮膚がんは悪性の細胞が増殖している状態なので、形が左右対称ではない、いびつなものになるのです。

また、形の変化について、色素斑の辺縁が、ぎざぎざに不整になったり、しみ出しが出現したりすることがあります。

色素斑の一部に硬結(こうけつ)や腫瘤(しゅりゅう:かたまりのできもの)が出現した場合は要注意です。

3.色について

ほくろの色は茶色又は黒で、肌の他の部分との境界があります。

一方、皮膚がんの場合は、肌の他の部分との境界が無かったり、色が迷彩柄のようにマダラであったり、色のムラが目立ちます。

また、色の変化について、薄い褐色が濃い黒色に変化する場合が多くあり、色調に濃淡が生じて相混じったり、一部色が抜けてまだらになることもあります。

4.大きさについて

ほくろとがんの見分け方で一番重要となるのが、大きさの変化です。

1~2年以内の経過で、直径2~3mm程度の色素斑(しきそはん)が5~6mm以上になった時は注意すべきです。

短期間に目立って大きくなるものは要注意です。

5.数について

ほくろは紫外線の影響を受けやすいので、急に増えることがあります。

ただし、増えるだけでなく、急に大きくなるものがあれば皮膚がんの可能性があります。

ほくろが急に増えたということは過剰に紫外線の影響を受けている可能性があります。

6.毛について

毛が生えている場合には、ほくろでほぼ間違いありません。

皮膚がんの場合には、毛の細胞を壊してしまうので、毛が生えることはありません。

ほくろと皮膚がんの区別がつきやすい方法です。

参考サイト:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」

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