
お腹がすいた状況になったら、どうするでしょうか。夕飯を食べたはずなのに、お腹がすいてしまった。そんな空腹に悩まされる日がたまにあります。太りやすい夜の間食は体のためにも控えたいものです。
しかし、お腹がすいていても行動に気をつけることで食べることを制限することはできるものです。ダイエット時などにはきっと役に立つはずです。
お腹すいたときの対処法
1.軽く運動をする
空腹を感じたら、歩くなど簡単な運動をするのも有効です。体を動かしたら余計にお腹が空いてしまいそうですが、運動に集中している間は空腹を忘れることができます。人は体を動かすと、副腎という臓器から興奮作用があるアドレナリンが分泌されます。
このアドレナリンによって、肝臓から血糖値を上昇させる成分(グリコーゲン)が血中に流れていくのです。これによって、食べずとも血糖値がゆるやかに上昇し、空腹を感じにくくなります。
反対に息切れしたり汗だくになったりするほどの激しい運動は、かえってエネルギー不足になり空腹感をよけいに感じる原因になるため注意しましょう。
2.歯を磨く
歯を磨くことで、空腹感を紛らわせる方法もあります。歯磨き後のスッキリとした感じで、歯磨き粉の味が残って食欲を抑えられます。また、歯磨き粉い含まれているキシリトールやミントの香りが食欲を抑える作用が期待できます。
歯磨きをした後では食べ物を口に入れるのもためらいますし、食べようと思った時に思いとどまることができます。歯磨きをすることでお腹がすいても食べないようにする習慣づけるのもよいでしょう。
3.飲み物で我慢する
空腹の間隔が水分不足によるのどの渇きが原因であることがあります。お腹を満たすため水分をしっかりと摂取しましょう。
たとえば、ミネラルウォーターをがぶ飲みすると満腹感を得ることができます。ただし、腹持ちはよくないので我慢できないときはお腹がふくらむ炭酸水やゼロカロリーのドリンクなどを飲んでみましょう。
4.ガムをかむ
お腹がすいたときに、ガムを噛むことで、満腹中枢が刺激されて空腹感を紛らわせる効果が期待できます。ただし、甘いガムを何個も噛むと、糖分の摂りすぎになるので、糖分が入っていないシュガーレスなガムにしたりするなど工夫が必要です。
1枚のガムをいつまでも噛み続けるのであればカロリーも取りすぎることなく空腹しのぎにもなるのでおすすめです。味がなくなったガムを長く噛み続けることでお腹がすいていることを忘れることができます。
また、ガムを口の中に入れているだけで何かを食べている錯覚を起こすことができます。
口に物が入っているとそれ以上何かを食べようとすることもなくなります。続けてしのぐ、というのも効果的です。
5.すぐに寝る
寝る前にお腹が減っていますが寝てしまったら次起きるまではもうお腹すいたか分かりません。ただし、食事制限を始めてすぐとかの場合は空腹感が強すぎて寝られない場合があります。
寝られない場合は何か食べるのはよくないので水を飲んだり、炭酸水を飲むことで対処できます。
お腹すいたときに避けておくべきこと
ダイエット中でなくても以下の事項は避けましょう。
1.空腹を我慢する
空腹時間が長ければ長いほど、食事をしたときの栄養吸収が激しくなります。過食にもつながるので、ガムを噛む、水を飲むなどして解消するとよいでしょう。
2.糖質を多く含むものから食べる
おにぎり、パンなどは簡単に摂取できますが、急激に血糖を上昇させ、脂肪を増加させる原因となるのでやめましょう。空腹状態の身体は軽い飢餓状態になっており、通常より栄養素の吸収が激しい状態です。注意が必要です。
果物も果糖が含まれており、身体の吸収スピードが早く、中性脂肪の原因にもなります。特に寝る前に果物を摂るのはやめましょう。
3.激しい筋トレをする
空腹時に激しすぎる運動を行っても効率がよくありません。空腹状態が続くと、エネルギー補給のために筋肉を分解してエネルギーを補おうとするので、軽い運動にとどめておきましょう。
筋肉量が低下すると代謝も低下し、痩せにくく太りやすい体質となってしまいますので空腹時の激しい運動は避けましょう。
4.カフェインを摂る
カフェインの神経刺激作用で、めまいなどを起こしてしまうことがあります。コーヒーなどカフェインが入っているものを急に摂ることもやめましょう。
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