「老害」と呼ばれる人々が増えてきています。
あなたの周りには老害と呼ばれるような人物はいるでしょうか。
老害という言葉が頻繁に使われ、社会問題化しているのは、現在の日本が超高齢化社会になっているからです。
老害とは高齢者である、年長者であることを理由に、若者に理不尽な要求などを行う人のことをいいます。
昔もこのような人がいましたが、数が少ないので特に問題視されませんでした。
高齢者の数が激増し、また平均寿命が高くなれば、このような人が多くなり、問題になるのもある意味当然といえます。
老害と呼ばれるような人たちの特徴を紹介していきます。
老害と呼ばれる人の特徴
1.自分の人生に自信があり、自分を変えない
老害と呼ばれる人々によくあることが、自分の意見を絶対に曲げないということです。
自分の経験が正しいと思いこんでいることが原因であり、自分が絶対であるといった意識を強く持っています。
この背景には、自分の人生はとても順調であり、定年まで仕事をしっかりと務めた、子どもが一人前になるように育てた、などの人生における自信が強くあります。
しかし、ほとんど場合、自分の人生についてかなり美化し、脚色された形で把握してしまうのが、高齢者の特徴なのです。
老害と呼ばれる人の多くは、困ったことに根拠の無い自信や過大評価を元に、他の人にまで自分の意見を押し付けようとします。
そうすることで、考えの違う人々や時代が違う若者たちからの反感を買い、老害と呼ばれるようになってしまいます。
2.古い価値観を若者たちに押し付ける
価値観は人それぞれ持っているものですが、老害と呼ばれる人たちは、その価値観を人に押し付けようとしてきます。
その価値観も昔の価値観であり、今の時代にはそぐわないものも多くあります。
しかし、老害と呼ばれる人たちはそのようなことを一切気にせず、時代に取り残されたまま、古い価値観に従って生きています。
他人の価値観を理解しようとせず、自分の価値観がいつの時代においても正しいものだと思っているのです。
このように価値観の違いを理解することなく、自分が偉いと勘違いしている人は、将来老害と呼ばれるようになってしまうかもしれません。
3.話が長くてくどい
高齢者に共通することの一つに話が長くてくどいという特徴があります。
自分には時間があるかも知れませんが、話を聞く相手の状況までには気がついてくれません。
相手や場所を選んで話をするべきであり、それができなければ単に迷惑行為になってしまうのです。
とにかく、自分が一番と思っているので、他の人の話の内容には興味がなく、全く聞き耳を持たずに一方的に話します。
時間を持て余しているのが、長くてくどい話の最大の原因です。
とりとめのない話、同じ内容を繰り返す、聞いている相手はイライラが募るばかりです。
4.些細なことで怒り出す
些細なことで怒り、その怒りを人にぶつけてきます。
なんでもない出来事や、ほんの少しのミスに対して過剰な反応をし、クレーマーのようにひたすら文句を言ってしまうことで老害と呼ばれるようになってしまいます。
このような背景には、自分が一番偉いといった自尊心の高さがあります。
年長者だから若者よりも偉い、自分だったらもっと適切に物事ができる、などの思い込みがあり、自分が全知全能のように感じているのです。
5.困ったときだけ老人であることを利用する
普段は、自分が一番、または格上だと持っているのに、困ったときは弱い高齢者の立場になります。
複雑な仕事を処理しきれなかったときや面倒なときには、高齢者であることを前面に出して、他の人に仕事をお願いしたり、面倒なことの後始末をさせたりすることがあります。
自分の都合の悪いときだけ、高齢者であることを前面に出す身勝手な振る舞いは、老害としかいえません。
老害と呼ばれる人への対処法とは?
1.基本的に近寄らないようにする
一方的に怒られたり、理不尽なことをいわれれば、気持ちよく接することができません。
どうしてもコミュニケーションをとらないといけないときを除いて、近寄らないのが一番です。
気分を悪くするだけでなく、意味のない長い話に付き合わされて、イライラが募るばかりです。
そのような人には近づかないことがよいでしょう。
2.会話などで深入りしない
否定されるのが何より嫌いな人なので、話も行動も否定しないのが、面倒なことから逃れる方法です。
言い返すと、その何倍にもなって跳ね返ってきて、さらに面倒になる危険があります。
さらりと、かわすくらいのつもりで接するのが無難です。
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