就活での面接中の会話を録音することは可能か?|録音するメリットとは?

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就活の面接対策として、誰かの体験談を聞いてみたり、ネットで口コミを調べてみたりといった方法もありますが、人づてに聞くよりも実際の面接の会話内容のほうが、明らかに有益な情報だといえるでしょう。

面接は振り返りが大事もといわれており、より正確に面接を振り返るために、面接の録音をしたいと考える就活生も多いと思います。

しかし、面接を録音するメリットにはどのようなものがあるのか確認しておきましょう。

就活で面接官とのやりとりを無断録音は可能か?

弁護士ドットコムによると「就活で面接官とのやりとりを無断録音する行為は、法的には問題ない」と解説しています。

その部分だけを読むと、就活生は面接官とのやりとりを「無断録音」しても「違法性はない」ので、「やってもいい」ということになります。

しかし、面接の録音データは、絶対に第3者やSNSなどには拡散してはいけません。プライバシーの侵害に当たる余地があり、不法行為が成立する可能性があります。

また、就活面接の際に「録音禁止」というルールを周知しても、そのルールに反して録音した音声も証拠として機能するため、企業側が無断録音をやめさせることはできないと考えることができます。

面接録音のメリット

模擬面接を多くこなしたとしても、やはり本番の面接では緊張感が異なります。

緊張のあまり、面接を振り返ったときに内容をほとんど覚えていないことも少なくありません。

本面接する際に録音をしておけば、面接官にどのような質問をされ、そして自分がどんな風に回答したのかを最初から最後まで細かく確認することができます。

1.面接官から質問内容を確認できる

次回以降の面接で役立ちます。同じ業界であれば質問に対する答えも準備していくことができます。

準備することでかなり有利になります。

2.自分が何を話したか確認できる

聞かれた質問に対して自分がどう答えたか確認できます。

自分の中ではちゃんと答えていたつもりでも、面接官に伝わっている内容になっているか細かく確認できます。

自分で考えていなかった発言や、意識していなかった言葉の癖などを見つけることができます。

この確認より、次回以降の面接に役立てることができます。

3.自分の返答に対する面接官のリアクションを確認できる

映像がなくても音声のみで、面接官の反応がどうであったか思い出せます。

面接官のウケが良くなかったときは、準備が足りなかったり、答え方が根本的に間違っていた可能性があります。

その点をしっかりと振り返ることができ、次回以降の面接に活かすことができます。

4.(グループ面接時)他の学生の回答内容を確認できる

他の学生の良い点を把握することができます。

自分よりも上手な受け答えをしている人や、自分では思いつきもしなかった言い回しを使っている人がいれば、今後も就活を続けていく際は、いい参考材料になります。

回答内容だけでなく、話すスピードや間の取り方など、参考になるところを生かすことができます。

面接の録音データは私的利用に留めておくのが無難

面接以外にも会社説明会やインターン、OB訪問と録音を活用できるシーンは多いです。

録音することで後から内容を聞き返せることはもちろん、その場での取り組みにも集中しやすくなり、メリットは多いです。

一方で、録音自体を嫌がる企業も多く、無断で録音していることが知られると評価を下げられることもあるため注意が必要です。

また、録音データは私的利用が原則です。

拡散の意図がなくても、ネットに公開するとその録音データを他の人がどんどん拡散して、完全にネットから消すことが出来なくなる可能性があります。

無断公開は違法行為に該当することもあるため、私的利用だけに限定し、使い方を正しく守って録音データを上手に活用しましょう。

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