老後への不安
いま、激動の時代を我々は生きています。
バブルがはじけて数十年、かつての勢いは、いまの日本にはありません。
終身雇用の廃止、大企業の倒産、年金制度の先延ばしなど・・・。
悪い話が耳に入ることはあっても、良い話を聞くことがなくなりました。
そんな中、否応なしにやってくるのが、定年後の「老後生活」です。
昔の日本では、老後は年金をもらうだけで生活費を十分に補うことはできましたし、その中からわずかであっても貯蓄に回すこともできたのです。
だから普通に過ごしていれば、不安を感じることもありませんでしたし、老後破産を迎える人もいませんでした。
しかし、いまは違います。
年金だけで生活することはできません。
古い考えのまま現代を生きれば、足をすくわれ、普通の生活すら送ることができなくなります。
これでは、大切な家族を路頭に迷わせてしまうことになります。
だからといって、定年後に近所にアルバイトに行くにしても、シニアが働ける席はありません。
最近では若い人ではなく、外国人労働者がシニアの働き口を占領し、やる気や気力が十分であっても、受け入れてくれるところがないのです。
これでは、せっかくのスキルを、どこにも活かすことができません。
自らの意思で居場所をつくらない限り、老後は生活することすらできない可能性があるということです。
それを助長するかのように、政府は2,000万円問題をメディアを通して発表しました。
正直、2,000万円で足りないのは、十分認識されていると思います。
さすがにいまの生活を老後も同じように過ごさないとしても、それでも足りないのは、容易に想像できます。
なぜなら、収入はないのに老後の期間は延びているからです。
人生100年時代、65歳で定年を迎えたとしても、あと35年は生きなければいけません。
そう考えると、とても2,000万円どころの話ではないのです。
しかも最近は、退職金が出る会社も少なくなったので、ローンの返済も終わらずじまい。
これでは、老後を迎えたら、どこに住めばよいのか、分かったものではありません。
だから、いまからでも動き出さなくてはならないのです。
会社や国に頼らない生活を自ら構築しなくてはいけないのです。
いまの日本人に必要なのは「自立」です。
日本の現状を考えると、根底的に考えを変えない限り、個人も国も共倒れします。
だから、いまから動き出す必要がありますし、変わる必要があります。
それが「自立する」ということです。
言い換えると、自分でビジネスなどを起こし、誰にも頼らずとも家族を守るだけの力を持つ「経済的自立」を確立していく必要があるということです。
そこに目を向けるか向けないかは個人の考え方によりますが、老後の不安は今日で卒業して、豊かな人生を迎えるにはどうしたらよいだろうか?
「FIRE」という言葉を知っていますか?
老後の生活不安、資産形成への関心の高まり・・・。
働き方や生活スタイルが多様化する中で、「仕事から解放されたい」「自分の好きなスタイルで働きたい」と考える人が増えています。
そんな社会状況を背景に流行の兆しを見せているのが、経済的自立をすることで早期リタイアを実現する「FIRE」です。
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