生命保険には、主に終身保険や医療保険、定期保険などが知られていますが、それ以外にも多種多様な「その他生命保険」が存在します。
例えば、就業不能保険(収入保障保険)や学資保険などがあり、それぞれ異なる目的や保障内容を持っています。
しかし、これらの保険を適切に選び、活用できている方は少ないのではないでしょうか。
「その他生命保険に加入しているが、保障内容がよくわからない」「家計が圧迫されているのに解約が不安」といった悩みを抱えている方も多いのが現状です。
保険の専門用語や契約内容が難解であるため、自分にとって必要な保険かどうか判断できず、結果として無駄な支出が発生しているケースが少なくありません。
この記事では、「その他生命保険」に焦点を当て、種類ごとの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
さらに、保険の見直しポイントや選び方のコツを具体的にご紹介し、家計を守りながら安心を確保する方法をお伝えします。
この記事を読むことで、今加入している「その他生命保険」が本当に必要かどうかを見極められるようになり、家計の無駄を減らしつつ、必要な保障を確保する知識が身に付きます。
ぜひ最後までお読みいただき、適切な保険選びを実現しましょう。
生前給付型生命保険とは?

生命保険は通常、被保険者が死亡した場合に保険金を支払うものですが、生前に保険金を受け取ることができる生命保険もあります。
これを生前給付型生命保険といいます。
重度疾病型
がんなど重い病気にかかった際に保険金を受け取ることができるタイプです。
がん保険:
がんと診断された場合に保険金が支払われます。
三大疾病保障保険:
がん、急性心筋梗塞、脳卒中にかかった場合、特定の条件を満たすと生前に保険金が支払われます。
【保険金の給付事由】

がんの場合には、がんと診断されたときに保険金は支払われますが、急性心筋梗塞や脳卒中の場合には、急性心筋梗塞や脳卒中と診断されただけでは、保険金は支払われませんので注意が必要です。
末期疾病型(リビングニーズ特約)
余命6ヶ月以内と診断された場合、死亡保険金の全部または一部を生前に受け取ることができるタイプです。
リビングニーズ特約:
保険料の増額なしで追加でき、保険金を受け取った後に死亡しなかった場合でも返還義務はありません。
指定保険金額:
受け取る金額は3,000万円までです。
加入保険金額が3,000万円未満の場合は、その範囲内で支払われます。
税金について
受け取った生前給付金は非課税ですが、被保険者が亡くなった後に残った場合は相続税の対象となります。
計画的な金額設定を心がけましょう。
終身保険と定期保険の違い

生命保険には大きく分けて「終身保険」と「定期保険」の2種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較してみましょう。
終身保険とは?
終身保険は、契約者が亡くなるまで一生涯保障が続く保険です。
主な特徴は以下の通りです。
保障期間:
一生涯
保険金:
契約者が亡くなった時に支払われる
貯蓄性:
貯蓄性があり、解約時に解約返戻金が受け取れる
メリット
一生涯の安心感:
保障が一生涯続くため、いつ亡くなっても保険金が支払われます。
貯蓄性:
解約返戻金があるため、貯蓄性も兼ね備えています。
デメリット
保険料が高め:
保障が一生涯続くため、保険料が定期保険に比べて高いです。
定期保険とは?
定期保険は、一定の期間(例えば10年や20年)に限定して保障が続く保険です。
主な特徴は以下の通りです。
保障期間:
契約で定めた一定期間
保険金:
契約期間内に亡くなった時に支払われる
貯蓄性:
貯蓄性がないため、満期時に保険金は受け取れない
メリット
保険料が安め:
保障期間が限定されているため、保険料が終身保険に比べて安いです。
目的に合わせた選択:
特定の期間だけ保障が必要な場合に適しています。
デメリット
保障が切れる:
契約期間が終了すると保障がなくなります。
貯蓄性がない:
解約返戻金がないため、貯蓄にはなりません。
【終身保険と定期保険の比較】

それぞれの保険には特徴があり、ニーズに合わせて選ぶことが重要です。
女性向け生命保険のご紹介

女性向けの生命保険は、特に女性のニーズに応じた保障が充実しています。
妊娠・出産や子宮・卵巣に関わる病気など、女性特有のリスクに備えた内容です。
女性向け医療保険
女性特有の病気で入院した場合、通常よりも手厚い保障を受けられます。
例えば、乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫、妊娠中毒症、流産、帝王切開などが対象です。
他の病気やケガの場合でも通常の保障が受けられ、女性特有の病気には給付金が上乗せされます。
女性疾病特約
通常の医療保険に女性疾病特約を加えることで、女性特有の病気に対する手厚い保障を得ることができます。
女性疾病特約は、女性特有の疾病に特化しているため、その他の病気やケガによる入院や手術には適用されません。
女性向け医療保険と女性疾病特約の違い
女性特有の疾病に対して保障する保険は、女性向け医療保険のほかに、通常の医療保険のなかでも、女性疾病特約を付け加えることで、女性特有の病気を手厚く保障してくれる商品もあります。
女性向け医療保険と女性疾病特約の違いは以下のようになります。

大きな違いは女性疾病特約の場合には、女性特有の疾病に対する保障に特化しており、女性向け医療保険のようにその他の様々は病気やケガによる入院や手術に対しても保障されることはありません。
保険期間の選び方
医療保険には、一生涯の保障が続く終身タイプと、一定期間ごとに更新する定期タイプがあります。
終身タイプは保険料が固定される一方、定期タイプは更新時に保険料が見直されます。
ライフステージに合わせて保障内容を選びましょう。
終身タイプ:
将来に備えることができ安心です。
定期タイプ:
加入当初の保険料が安く、一定期間充実した保障を得られます。
貯蓄性に優れた保険
女性向け生命保険には、専業主婦が自由に使える資金として生存給付金が定期的に支払われるタイプや、死亡保障付きの貯蓄型保険、保険料払込み後に個人年金に移行できるタイプなどがあります。
これらの保険は、女性のライフスタイルに合わせて設計されています。
教育資金のための保険

子どもの将来を見据え、教育資金・結婚資金・独立資金を計画的に準備するための保険をご紹介します。
学資保険とは
学資保険は、主に教育費を積み立てることを目的としています。
さらに、子どもの死亡や病気、けがに備える医療費の確保も可能です。
また、親が万が一死亡した場合には、育英年金や死亡保険金が支払われる商品も多くあります。
満期の年齢を高校卒業時に設定している商品が一般的ですが、中学受験や高校受験時に資金が必要な場合に対応する学資保険もあります。
教育資金の確保がメインで、プラスアルファとして医療保障が付いているのが学資保険です。
こども保険とは
こども保険は、主に子どもの医療保障に重点を置きつつ、教育資金も確保できる保険です。
こどもの病気やけがに備えるために加入することが多く、他人の子どもにけがをさせた場合の保障も含まれています。
最近では、教育資金を積み立てる保障が充実している商品も増えています。
こども保険という名前ですが、医療保障と教育資金の両方に備えることが可能です。
学資保険とこども保険の違い
学資保険とこども保険は、もともと異なる目的を持っていましたが、現在では共通点も多くなっています。
選ぶ際には、教育資金の確保や医療保障などの内容をしっかり吟味することが大切です。
保険期間の選び方
医療保険には、終身タイプと定期タイプがあります。
終身タイプ:
一生涯の保障が続き、保険料は固定されます。
定期タイプ:
一定期間ごとに保険料が見直されますが、加入当初の保険料は安くなります。
ライフステージに合わせて保障内容を選びましょう。
注意点
学資保険(こども保険)は教育資金のために加入するものですが、育英年金や医療費などの保障が充実している商品は、返戻率が100%を下回ることがあります。
満期時に元本割れすることも考えられるため、注意が必要です。
就業不能保険とは?

就業不能保険は、仕事ができなくなった場合に生活費をサポートするための保険です。
病気やケガで働けなくなったとき、収入が減ることに備えて加入することが多いです。
就業不能保険の仕組み
就業不能保険は、以下のような流れで利用します。
加入:
契約者は保険料を支払い、保険に加入します。
就業不能状態発生:
病気やケガで働けなくなった場合、医師の診断書などが必要です。
保険金の請求:
就業不能状態になったとき、保険会社に連絡し、保険金を請求します。
保険金の受取り:
保険会社が確認後、保険金が支払われます。
保険金の使い道
就業不能保険の保険金は、自由に使うことができます。
主な使い道は以下の通りです。
生活費:
家賃や食費などの基本的な生活費をカバーします。
医療費:
治療費やリハビリ費用などに充てることができます。
ローン返済:
住宅ローンや教育ローンなどの返済にも使えます。
就業不能保険のメリット
収入の保障:
働けなくなっても収入が確保されるので安心です。
自由な使い道:
保険金の使い道は自由なので、自分のニーズに合わせて利用できます。
家族の支援:
就業不能になった場合でも、家族の生活をサポートできます。
就業不能保険のデメリット
保険料の負担:
保険料を支払う必要があるため、経済的な負担があります。
保険金の制限:
就業不能状態になった場合でも、保険金の支払いには条件があることがあります。
高齢者向け生命保険とは?

高齢者向け生命保険は、年齢が高くなった方に特化した保障を提供する保険です。
年齢を重ねるとともに、必要な保障内容やリスクも変わってくるため、適切な保険を選ぶことが重要です。
高齢者向け生命保険の特徴
高齢者向け生命保険には、以下のような特徴があります。
加入条件が緩やか:
高齢者でも加入しやすいよう、健康状態や診査が緩やかです。
保障内容の選択肢:
終身保険、医療保険、がん保険など、さまざまな保障内容が選べます。
保険料の見直し:
年齢に応じて保険料が変わるため、無理のない範囲で保障を受けられます。
高齢者向け生命保険の種類
高齢者向け生命保険にはいくつかの種類があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
終身保険:
・一生涯にわたって保障が続きます。
・死亡時に保険金が支払われます。
・保険料は固定されることが多いです。
医療保険:
・入院や手術時の医療費をカバーします。
・病気やけがによる経済的負担を軽減します。
・保険料は年齢や健康状態に応じて変わります。
がん保険:
・がんと診断された場合に保険金が支払われます。
・がん治療にかかる費用をサポートします。
・特定のがんに特化した保障内容があります。
高齢者向け生命保険のメリット
安心感:
年齢を重ねても安心して生活できる保障を提供します。
経済的サポート:
医療費や生活費など、予期せぬ出費に備えられます。
簡単な手続き:
加入手続きが簡単で、健康状態に関わらず加入しやすいです。
高齢者向け生命保険のデメリット
保険料の負担:
年齢が高くなると、保険料が高くなる傾向があります。
保障内容の制限:
一部の保険では、加入後一定期間内の病気には保障が適用されないことがあります。
かんぽ生命保険とは?

かんぽ生命保険は、大正5年に創設された簡易生命保険を前身とし、平成19年10月1日に日本郵政公社の民営化に伴い誕生した生命保険会社です。
実は、世界で一番の保有契約数と総資産額を誇ります。
かんぽ生命保険の誕生による影響
簡易生命保険の新規契約はできませんが、既存の契約は独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構が管理し、保険金の支払いや保険料の収納はかんぽ生命保険に委託されています。
民営化により、政府保証はなくなり、民間の生命保険会社と同じく生命保険契約者保護機構によって保護されるようになりました。
かんぽ生命保険の特徴
加入時の診査不要:
医師による診査が不要で、職業による加入制限もありません。
保険金額の制限:
簡易生命保険契約の保険金額を合算した金額が加入限度額となります。
医療保障:
掛け捨ての医療保険やがん保険はありませんが、主契約の保険に特約として医療保障を追加することができます。
【商品構成】
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かんぽ生命保険のメリット
安心感と身近さ:
郵便局が代理店となっているため、離職率が低く、担当者が転勤しても顔なじみの郵便局で対応が受けられます。
加入審査の簡単さ:
医師の診査なしで加入できる点や、職業による制限がないため、他社で断られた人も加入しやすいです。
かんぽ生命保険のデメリット
保険料の高さ:
診査不要でリスクの高い人も加入できるため、保険料が他社よりも高くなることがあります。
保険金額の制限:
保険金額や年金額に制限があり、かんぽ生命保険だけでは十分な保障が得られない場合があります。
その場合、民間の生命保険と組み合わせて加入する必要があります。
JA共済について

JA共済は、農業協同組合法に基づく農業協同組合(JA)の共済で、農家組合員の生命や財産を保障しています。
組合員以外の人でも、一定の手続きを経て利用可能です。
生命保険との違い
共済は組合員相互に助け合うことを目的とし、保険のしくみを使って保障事業を行っています。
保険金の仕組みは生命保険と似ていますが、共済は営利を目的としない点が異なります。
掛金を出し合って共同の財産を準備し、不測の事故や災害が起きた場合に共済金を支払います。
加入対象者
共済は原則として組合員やその家族が加入できますが、生命保険は不特定多数の人が加入対象です。
根拠法
JA共済は農協法に基づいて実施されており、生命保険は保険業法に基づいています。
基本的なルールは共済・保険共通の保険法に基づいています。
JA共済の特徴
JA共済は、営利を目的としない相互扶助の事業で、少ない負担で大きな安心を提供します。
「ひと・いえ・くるま」の保障が幅広く揃っており、ライフステージの変化に応じて保障内容を見直せます。
保障内容
7種類の共済を組み合わせて一人ひとりに合った安心をくらしのリスクにトータルに備えられ、ライフステージの変化に応じて保障の組み合わせも見直せます。
その他にも家や自動車に関する共済もあります。
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JA共済のメリット・デメリット
メリット
非営利事業:
掛金が安く、決済内容に応じた割戻金があります。
医療保障:
中高年世代の医療費のカバーが充実しており、通院や入院の共済金が支払われます。
デメリット
保障額の制限:
死亡保障や医療保障の金額が固定され、高額の保障が少ないです。
高齢者向けの保障:
60歳以降の保障が一般の保険よりも弱く、保障内容が低下する場合があります。
全労済とは?

全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)は、厚生労働省の認可を受けて共済事業を行う協同組合です。
共済事業は、生活を脅かすさまざまなリスクに対し、相互扶助の精神で保険の仕組みを使って保障を提供します。
生命保険との違い
共済は、組合員相互に助け合うことを目的とした非営利の保障事業です。
掛金を出し合って共同の財産を準備し、不測の事故が起きた場合に共済金を支払います。
共済と生命保険は、多くの人からお金を集めて保障を提供する仕組みは同じですが、共済は組合員の特徴やニーズに応じた独自の保障を提供します。
加入対象者
共済は原則として組合員やその家族が加入できますが、生命保険は不特定多数の人が対象です。
根拠法
全労済は消費生活協同組合法に基づいて実施されており、生命保険は保険業法に基づいています。
基本的なルールは共済と保険の両方に共通して適用されます。
全労済の特徴
全労済は「保障の生協」として、生命保障から損害保障、賠償補償まで、トータルな保障を提供しています。
組合員の豊かで安心できる生活を目指し、生涯にわたる総合的な生活の保障が特徴です。
保障内容
5種類の共済を組み合わせて一人ひとりに合った安心をくらしのリスクにトータルに備えられ、ライフステージの変化に応じて保障の組み合わせも見直せます。
その他にも家や自動車に関する共済もあります。
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全労済のメリット・デメリット
メリット
非営利事業:
相互扶助の精神に基づき、掛金が安いです。
医療保障:
中高年世代の医療費カバーが充実しており、通院や入院の共済金が支払われます。
デメリット
保障額の制限:
死亡保障や医療保障の金額が固定され、高額の保障が少ないです。
高齢者向けの保障:
60歳以降の保障が一般の保険よりも弱く、保障内容が低下する場合があります。
まとめ

「その他生命保険」は、自分や家族にとって適切な保障を確保するために欠かせない存在ですが、内容が複雑で理解しにくいことが多いものです。
しかし、適切に見直すことで家計の負担を軽減しつつ、必要な保障を維持できる可能性があります。
まずは現在加入している保険を見直し、本当に必要な保障かどうかを確認しましょう。
不要な保険料を削減することで、経済的なゆとりが生まれ、家計が安定します。
また、専門家のアドバイスを活用し、より良いプランへの切り替えを検討することも大切です。
家計を守りながら安心を確保するために、まずは行動を起こしましょう。
この記事で学んだ知識を活かし、賢い保険選びを実践して、豊かで安心な生活を手に入れてください。
以下の記事は、保険を見直す際に押さえておきたい重要なポイントをわかりやすく解説しています。
この記事を読むことで、以下のことができるようになります。
・自分に本当に必要な保険を見極められる
・不要な保険料を節約し、家計の負担を軽減できる
・見直しの判断基準と具体的な手順がわかる
保険の見直しには、適切なポイントを理解することが不可欠です。
この記事を参考に、無駄なく最適な保険を選びましょう!
ぜひ、読んでみて下さい。




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